ミラノで展示会をしました!

今月5月の25日から30日の8日間、

ミラノの激アツスポットの一つでもあるPorta Veneziaにて

展示会を行わせていただきました。

 

非常にありがたいチャンスを今回はいただき、

ミラノで展示会をするという一つの目標を、

こちらに来て丸4年目にして

遂に果たしました。嬉しかったです、心から。

この経験だけでも十分に価値のあることですが、

やはり私としては、イタリア、ミラノで、一見さまに

自分の商品を手に取っていただき、一目惚れしていただき、

お家に持って帰っていただくこと、

それは必ず果たしたいことでした。

だからこそ、準備を、完全装備をしました。

2ヶ月前から、完全武装の計画と、実行をw

もう、隅から隅までシュミレーションをして、

全てを準備し、どんなことが起きても対応できるようにw

それはもうものすごい想像力を働かせる作業でした。

そう、ここはイタリア。何が起きても不思議ではない国代表w

だからこそ、くまなく、抜かりなく、

そして丁寧な日本のマインドを忘れない対応を

お客様全員にできるように。

自分の足りないイタリア語をカバーできるように、

言葉が足りないからこその準備を、特に万端にして、

展示会に臨みました。

結果、自分の想像力と準備力にさらなる自信がつくほど、

何にも困ることなく過ごせた1週間でした。(ここだけは自画自賛へへ)

本当に、

とても勉強になった1週間でした。

イタリアの方のニーズ、しっかり掴ませていただきました。

イタリアの方にというよりは、

この国で暮らす上で必要な最低限のスペック。

それがいかに大事で、皆さんがバックを選ぶ上で、

いかにそこが優先度として高いのか、身にしみて感じました。

 

今後の作品作りにバチバチに活かしていこうと思っています。

ニーズや流行りのみに左右されることは好きではないし、

そんなことは絶対にしませんが、

やはり、重要なポイントを抑えることが、

非常に大事であることを常に頭に置きながら、

作品作りをしようと思っていて、

すでにもう、展示会中に、一つ二つ三つと、、、

デザインを思いついたので、

その試作制作を進めていこうと思っている次第です。

 

変人が常識を持ち合わせると超人になり、

変人が、常識を持ち合わせていないとただの変態になる。

 

そんな感じで、バランスは非常に大事にしながら、

生きていこうと思っている。



わけわからん一文を挟みがちですが、、、、

そう、イタリア語問題、あまり気にはしていないですが、

やっぱり話せるに越したことないし、

コミュ力も、あればあるほどいい。

 

私はどちらかというと陰キャなので。笑

まぁ月なのでっっっっw

 

割とクールな接客をしがちなのですが、

イタリアでは、ひまわりや太陽のように、明るい

陽キャな接客が最重要であること、まじ感じております。

 

だからと言って、陽キャ接客がワタシのブランドカラーに合うかというと

そうでもないので、まぁ、私らしく、月っぽく、いこうと思っていますw

 

はははっは、接客てむずいてw

 

私は、絶対に押し売りしません。

だって本当に気に入って欲しいし、

気に入って買ってもらえれば、ずっと大事にしてもらえると思っているから。

 

それってすごい私にとって大事なことだから。

これが違うと言われたら、やめた方がいいと

はっきり言います。

 

でも私のブランドのいいところは、

自分が好きなように、もっと気に入るように

その人だけのために、カスタムできること。

 

それが非常にポジティブなポイントなので、

そこをもっとお客様に伝えればよかったなと、

思いました。

 

色々思い返しながら、ゆっくりと

次の展示会はどうしようかと、

改善点として、箇条まとめ上げ作戦を開始いたします。

次回の展示会はもっともっと

お客様とお話しできるように。

 

買ってもらうということも大事なのですが、

仲良くなって、お話しすること。それもとっても大事だなと

思いました。



この8日間、疲れは感じませんでした。

とっても前向きで、気持ちの良い、楽しい、ほっこりした

気持ちになる日々でした。

 

私はとても緊張してしまう性格なのですが、

この展示会では、あまり緊張することなく、

過ごせていた気がします。

 

準備って大事。

 

今までの人生の中で、準備をしまくりながら生きてきてよかったw

準備は自信につながる。

 

少し、展示会を一緒にした仲間たちについても

お話ししようかなと思うます。

 

私を含めた4人で今回の展示会は行われました。

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一人は、ジュエリーデザイナーのDivy。

彼女は自然の植物や、果実、動物、虫などからインスピレーションを

受けて、真鍮とシルバーを使ってジュエリーを制作している。

そのジュエリーたちの裏側には、メッセージが一言書いてあって、

その言葉を感じながら、身につけるのもまた一つの楽しみになる、

そんなジュエリー。彼女の言葉はいつも詩のようで美しい。

とにかく明るい彼女は、ふと見せる繊細さが、彼女の作品に

垣間見える。とっても大胆でエネルギッシュな人だった。

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二人目は、画家のKatia。

彼女は、水泳帽を被った女性の顔を描いている。

人間が考えることや、気持ち、感じたことは、

体の中で形を変えて、目から表現される、

ということをコンセプトとしています。

一人一人本当に表情が違って、彼女たちの目からは、

確かに何かを感じる物がある。

彼女一人一人を見つめながら、それぞれどんなバックグラウンド

のある女性たちなのかということを考えながら眺めるのが気持ちの良い

作品でした。

彼女はとても愛嬌のある愛情深い人だった。いつでも優しく、

まるで妖精のような人だったな。



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三人目は、サスティナブルのお洋服を作るブランドをもつGabriella。

彼女は元々数学者だった。

彼女のお洋服たちには全てジップがついている。

一見ワンピースのように見えるスカートワンピース。

本当はツーピースになっていて、その上下はジップで繋がっている。

もし色違いで2組みを持っているとしたら、

上下を変えて、4種類の着方ができるというわけだ。

また、トップスのみ、スカートのみでも使用可能だ。

このように着回しができるという意味でも、

お洋服を洗う回数が減るという意味でも、

節水と、節エネルギーにつながるという考え方、

そんなアイディア商品だ。

彼女は、とっても聡明で、自分の世界がある人だった。

好き嫌いがはっきりしていて、でも優しさ溢れる、

バランスの取れた目線で物事を見極める冷静さが私は好きだった。

そんな4人で過ごした8日間は、

とっても楽しかったし、温かかった。

 

本当に、温かかった。

 

言葉も不十分な私を、彼女たちは、嫌な顔ひとつすることなく、

私のことを理解してくれようとしながら、進めさせてくれたこと、

本当に感謝している。

 

今後もまた同じメンバーで、展示会ができたら、

そんな素敵なことはないだろう、

 

そんなふうに感じさせてくれる空間をくれたメンバーだった。

 

感じたことをバーっと書いてしまいましたが、

取り止めもなく、まとまりもないですが、

 

本当に、私にとって、いい経験の塊だったな。

今後の希望の光だったな。

靴の会社を退職する時に、

上司が、

「キラッと光るものがその先に見えたら、それに向かって頑張るんだよ。」

と最後に一言私に残してくれた。

いまだにとても心に残っている。

本当にその通りだ。

光るものを追いかけて、それに向かって努力し続けたら、

それを掴める時が来る。

そしてまたその先にはもっと大きな光がある。

色々な改善点はもちろんあるけれど、

今回は、とても満足というか、

満たされる学びの多い経験だった。

ありがとうございました。

日本でも展示会をいつかしたい。

いや、できるだけ早めに。

日々、変わらず、努力して、成長していきます。

ご来場いただいた皆様、そしてほぼ毎日写真撮影、お手伝いをしていただき、

安心感を与えてくれたAcoさん、

誠に、ありがとうございました。

今後ともFavo-Jag-Frihet*をよろしくお願いいたします。

*Special thanks: Aco HIRAI

favo-jag-frihet*_aki_