私たちが使う革について

FJFの製品は、イタリアのトスカーナ地方で作られる、ベジタブルタンニンレザー(植物タンニン鞣し)と呼ばれる革を使用しております。
特にFJFのバックは、ハリ・重厚感を大切にしているので、主に1.5〜3.0mmの厚みのあるベジタブルタンニンスムースレザーを使用しております。
イタリア、ミラノ郊外で毎年2回行われるLINEAPELLE(革見本市)に作り手の私自身が通い、目で見て、実際に触り、常に質の良い革を厳選して、お客様に完璧な状態でお届けできるようにしております。

私たちが使う革について①
私たちが使う革について②
私たちが使う革について④
私たちが使う革について⑤

ベジタブルタンニンレザーはどんな革?

ベジタブルタンニンレザー(植物タンニン鞣し)は、様々なめし方法の中でも最も伝統的な方法でなめされる革です。
今も昔も植物由来のタンニン(なめし剤)のみが使用され、”皮(皮膚)”から”革”になります。
革本来の特性を生かし、自然なもののみを使用し作られている完全天然皮革なので、”自然に還る革”とも呼ばれます。

ベジタブルタンニンレザーは製造過程で、大切に守られた伝統製法、沢山の綺麗なお水、多くの時間、高度な職人の技術と知識を必要とし、
化学薬品を使用して鞣される革とは、格段に違いのある、貫禄がある革であると言えます。
特に皮革産業の中心地であるイタリアのSanta Croce sull´Arnoで作られるベジタブルタンニンレザーは、その歴史と伝統から、世界的にみても質の高さで有名です。

ベジタブルタンニンレザー特徴は?

私が思うベジタブルタンニンレザーの特徴は、

●本来の革の表情が出ること
●非常に自然な経年変化を感じられること
●育てているという感覚を持てる革であること

革表面の滑らかさ、併せ持つ”ふわっ”とした柔らかさは、実際に持っていただくとより感じていただけると思います。

化学薬品によって、表面が乗っかっているような鞣し方をされている革は、表面が割れたり、ただ古くなったような感じに変化していくことがありますが、
ベジタブルタンニンレザーは、中から溢れ出す肉厚なぷるっと感がいい経年変化をもたらします。

製品の独自性を生み出す革でもあることから、FJFではベジタブルタンニンレザーのみを使用しております。

ベジタブルタンニンレザー特徴は?②
ベジタブルタンニンレザーはどんな革?

どこで作られている?

先ほどもあったように、Santa Croce sull´Arnoという地域は、フィレンツェとピサに挟まれたトスカーナ地方にあり、実はイタリアで唯一、高品質の植物性なめし革工場が存在する地域なのです。
FJFで契約させていただいている革メーカー様は、1967年からこの地域で伝統的な技術でベジタブルタンニンレザーを生産しています。
彼らは、創業から今までずっと品質に対しての保証と責任、信頼性を守り抜いています。

ベジタブルタンニンなめしのいところ

上記の特徴からもわかるように、FJFが大事にしている、“ずっと長く長く使っていただくための、皆様のお気に入りになるための商品作り”にベジタブルタンニンレザーは、ぴったりな革であると言えます。
商品をご購入していただいたあと、何年、何十年とケアをしながら、経年変化を楽しんでいただきながら、愛用していただき、使い続けていただくためにも、良質なベジタブルタンニンレザーを採用しております。
そして、ずっとずっとお客さまの手元で育てていただくためにも、ベジタブルタンニンレザーを使用して、一つ一つ丁寧に手作りをさせていただいております。