日本の美しい文化の一つ、季節を飾る【床の間】をイメージし、丸窓や床の間という概念を詰め込んだ一品です。
底の革は3ミリの厚革を二枚重ねにし、ノックすると音が鳴るくらいの厚みを出し、全体的に重厚感を与え、全体を包み込むように少しカーブさせました。そのカーブに沿うように柄を。ジップを側面につけることで表面の”間・余白”を作りました。
ハンドルの持ち方は2wayになってます。
縦型にかければ、肩掛けも可能です。
ジップは、使い勝手と全体のフォルム、見た目の余白全てを考慮した上でこちらに。
一番の特徴は、針の限界を超えて縫うことで生まれたこの、下の方のぷっくり感。そこ部分の曲線に合わせ、どうしても”弛み”を持たせたこのぷっくり感。この弛みを持たせるための内縫い、そしてこの2.5ミリある分厚い革をギュギュッと中にねじ込み縫うことで、手のみで行う作業の特徴を最大限に活かした作りになっています。