私がよくお世話になっているイタリアの公共システムの一つは
イタリアの郵便局”Posteitaliane”です。
皆さん、もしイタリアで郵便局を利用することになったときには気をつけてくださいね…
とにかく日本と勝手が違いすぎるので、覚悟してくださいw
まずは(個人的にw)驚いた日本との違いを挙げまして、説明していきますね。
- 基本小さな支店は営業時間が短い
- ダンボール箱とか封筒とか売ってない
- もちろん蓋をするなにか(テープ類のり類)もない
- 自分たちのサービスを全て理解していない従業員が多い
- 人によっては宛名を書く時間さえ与えてくれない
- 英語が…ほぼ通じない
- 当たった従業員によってできることとできないことがある
- なんか、いろいろ適当(人による)w
- 待ち時間が…エゲツない
はい、それでは一つ一つ見ていきましょう♪
基本小さな支店は営業時間が短い
基本的に営業時間がとても短いイタリアの郵便局。小さな支店は13時50分に閉まります。
朝の8時20分に開いて、13時50分に終了。。ん〜、、なぜ?w
数少ない大きな支店は、朝の8時20分に開いて、19時5分に閉店。
この微妙な時間設定はさておき、この営業時間の短さにより毎日毎日郵便局は人でいっぱい。
混んでいるわけですよ。とてもね。
そして今、コロナによるソーシャルディスタンス!!!
入場人数が限られ、その上入れ替えにも時間がかかるため、いつもよりも更に回転数は下がるわけです。
毎日郵便局の前は大行列です。最低でも1.2時間は待つことを覚悟していかないといけません。
ダンボール箱とか封筒とか売ってない
イタリアの郵便局には、梱包するための材料(段ボール箱や封筒など)はほぼどこの郵便局にも置いていません。買うことができません。
なので、完璧に梱包してから、”発送するだけ!”そいう形にしてから、郵便局に行くことをおすすめします。
もちろん蓋をするなにか(テープ類のり類)もない
ふたをしない状態で行くと悲惨です。。。箱や封筒の他、のりやテープ類も貸してくれないので…
何なら貸してくれるのはボールペンのみと思っていたほうがいいでしょう。場所によってはボールペンも持っていったほうが良いでしょう。。。
自分たちのサービスを全て理解していない従業員が多い
基本的に、使いたいサービスをこちらが理解していないと、従業員さん側が一番良い商材を勧めてくれると言うようなことは起きませんw日本のように…。
一番安く送れるように、とか一番はやく送れるように、など要望を伝えたところで全部のサービスの知識を理解していないので、調べるもしくは隣の同僚に聞いたりして確認している従業員が多いように見受けられますw
もし使いたいサービスが有るならば、自分でネットで調べて、これを私は使いたい!とサービス名を指定して利用するのが一番手っ取り早く、間違いがないでしょう。
人によっては宛名を書く時間さえ与えてくれない
郵便局内に入ってからは、日本のように番号札をとって、呼ばれるまで待つというスタイルなのですが…。呼ばれるまではだいたい20分位待ちます。
そして窓口へ、私は大抵国際郵便を使用するのでその発送用ラベル(大体ラベル置き場にそれが置かれていないことが多い)をもらうのですが、それをもらったあと、その場で宛名を書こうとすると…
「私はあなたがその宛名を書き終わるまで待てないから、あっちで書いてまた番号札取り直して!」
と結構強めに言われますw私は(いや、ちょっとまってくれたっていいじゃん…)と心のなかで思いつつ、
「わかりました、煩わしてごめんなさい、、」と控えめに言って、窓口を立ち去りますw
そしてまた番号札を取り直して、再度20分ほど待ち、窓口へ。
という感じで、本当に人によりけりですが、もちろん待ってくれる優しい人もいます。
が、せっかちな人に当たってしまうと、悲惨ですので、それも覚悟してください。
英語が…ほぼ通じない
初めの方、ほとんど郵便局へ行くときはイタリア人の方についてきてもらっていたのですが、毎回毎回お願いするわけにもいかないので、1人で行くことにしたタイミングがありました。
もちろんその時は自分自身、イタリア語が不十分と感じていたので、英語を使ってみました。
・・・・
通じませんでした!私の英語が良くなかったのかもしれません。それでも、英語を理解しようとしてくれたっていいじゃないか!と思うほどフル無視でイタリア語を話し続けられました。
当たった従業員によってできることとできないことがある
これは、私が郵便局に口座を開きに行ったときの話です。
結果私は口座を開くことができましたが、ミラノ市内の8つの郵便局を駆け回りました。なぜなら、8個中7この郵便局で全て違う理由で口座開設を断られたからです。
すごくないですか?全部違う理由ですよ?そして結果として最後の郵便局ではなんの問題もなく口座が開けるわけです…。日本ではありえないことが平気でイタリアでは起きます。
そして8個中2個の郵便局は「違う日にこの書類を持ってくれば作れるよ!」と従業員の1人がいうので、それを持って次の日にその同じ郵便局へ行くと、「いや、これじゃだめ。」と昨日とは違う従業員に言われます。
「でも昨日は違う人にこれがあれば大丈夫だと言われました。」
この言葉が一番無駄な言葉です。なぜなら…
「私はその人じゃないから、そんな事言われても知らない。無理なものは無理なんだ。」
と言われるからです。すごいでしょ?笑
むしろ少し笑けてきます、なんかゲームみたいなんです。全クリするための攻略方法を見つけ出さないといけない、そんな感じです。
なんか、いろいろ適当(人による)w
一個前の話のように、人によって話が違うのは当たり前なんです。
値段も違いますwでも、ちゃんとしている人もいます!日本人のような仕事の仕方をするイタリア人もちゃんといます。だから成り立っているとも言えるでしょう。
優しい人もたくさんいますし、私の拙いイタリア語を理解しようと頑張ってくれる人もたくさんいます。
待ち時間が…エゲツない
今、このコロナウィルスの状況下でお話しますと、郵便局での列に並んで約1.5時間、郵便局に入って約20分、窓口で処理が終わるのを待つのに大体30分。
計算してみてください。郵便局に行くだけで大体2時間半の大仕事なんです。
私が東京に住んでいたときにもしこんな感じならば私は一生郵便局にいかないでしょう。というか行けないでしょう、時間がなくてw
イタリアの中でイタリアの時間に合わせて暮らしているからこそ、利用できているのだと思います。
もちろんイライラします。この2時間半で私は他に何ができたのか、など考えると…フツフツと湧き上がるものがwww
最近郵便局を訪れたのでその時の様子がこちら。
でも、イタリアの郵便局って、すごい色んなシステムを持ってて、
割とサービスとしてはいいものかと思ってます。(イタリアの中では…)
郵便システムはもちろん、保険やら、携帯電話関係のサービス
いろいろな支払い関係、滞在許可書関係のアポ取り等々、
郵便局はイタリアで生活する上で関係を持たいないとやっていけない場所です。
しかしながら、まぁこんな感じで難しいことが多いので、大変なんです…w
何十回と行ってますが、毎回何が起こっちゃうのかわからないので
いいまでもビビりきっていますw
そして少しでも、「あ、今日はダメそうだ」と思ったら
そそくさと退散するようにしています。
(納得がいかなくても、絶対にイタリア人とは戦わないと決めていますw)
今の私の状況と言語能力から考えると…”逃げるが勝ち(価値)!”です!!!