ねぇ聞いてください。 ミラノでの住所登録とIDカード取得!

こんにちは、お正月明け、いかがですか?

もう少しで冬が明けますね、大体3月ぐらいまでは寒いミラノですが、

なんかそんなにアウターきなかったなぁという印象。

 

まぁ家に閉じ籠りまくって作業しているっていうのもあって、

そんな感じです。

しょうがないですね。

 

で、2022年、やっと、12月末30日だったかな、ギリギリになって、

素敵なお知らせが家に届いたんです。

 

私、今年の4月で、イタリアに住んで丸4年、

やっと住民登録が終わり、IDカードを手に入れました。

 

本当に長い道のりでした。

かなり骨の折れる作業であるため、なかなか本気で手をつけなかったのも

悪いのですが、半年はかかりました。

 

 

 

本日は、その半年?くらいの物語をお送りします。

 

ミラノでの住所登録とIDカード取得。

 

  • 大体6月ごろでしょうか、

よし、そろそろちゃんと住所登録考えよう。

コロナの影響もあり、住所登録が全てオンライン登録となったのです。

今までであれば、市役所へ行って、(多分待てば予約なしでも行けた。)

必要書類を提出して、すぐに住所登録というものができて、

そして、警察官兼市役所職員みたいな人が、家に本当に住んでいるのかを

確認に来て、そして、登録されるはずでした。

 

しかーーーーーーし!

さすがイタリア。

オンライン登録がうまくいくわけないんですわ。

 

オンライン登録は全てPDFにて必要書類はアップロードする

というやり方。

 

そのステップも大体13個ぐらいあった気がする。

職員の人と直接進めていくよりも何倍も時間がかかるこれ。

だってさ、窓口でできてた時は、これとこれを記入して、

これとこれとコレの書類持ってきてという言われて、

持っていけばオkな感じだったわけ。

 

でね。それもなんだかんだ、このオンライン登録するのも

書類を用意するために大体2ヶ月?とかかかってさ。

なぜなら、大家さんサインとか、身分証明書のコピーとかさ

色々必要なわけでさ、それを人に用意させるって

大変なことなの、イタリアでは。

催促もできないし、マイペースを尊重する国だから。

 

いや、まじでやろうと思えば10分でできることが、

彼らには1ヶ月以上必要なんだ。

 

でね、そのオンライン登録を完了したら、

画面上では、受け付けました、

職員が家に行くまで待てってなるわけ、

そっからが長い。

 

私の知り合いは、この画面の文言を信じて、待ったの。

3ヶ月、半年、、、、、、1年。

 

なんの音沙汰もない。との事でw

 

で痺れを切らして市役所とアポをとって

(コロナ後アポ取らないと何事も無理になった)

窓口に行ったら、そんな登録されてませんとっっっっw

 

オンライン登録はなんの意味もなしていなかったようでw

 

かわいそうに。。。

そこで、ブチギレたらしく、全ての証拠も見せて、

1年もまったことを話して、

 

今すぐやってくれ!とお願いしたら、すぐに住所登録が

その場でできたらしい。。。。

 

あーーーー怖い話っっw

 

という類の話を3回か5回ぐらいw

聞いていたため、私は、一応オンライン登録をした後、

1ヶ月ぐらいまってみて、様子を見て。

 

はいこないーーーーってなったら、

もう書類が足りないとか言って追い帰されない

ための完全防備の準備を始めました。

 

どの準備がまた大変だった。

 

  • ここからが一番重要なところ。

イタリアでは、なんでだか知らないけど、

この人間が”どこで生まれたのか”という情報を異常に大事にします。

 

ちなみにパスポートにはどこ出身なのかという情報は載っておりません。

そこで、日本人がどこで生まれたかを証明するために必要なのは

大使館が発行してくれる、戸籍謄本の情報から作られる出生証明書だけ。

 

で。そんなもんは日本でもちろん使うもんじゃないから、

イタリア大使館で発行するんだけど、

もちろん戸籍謄本は自分で用意しないといけなくて、

それを持って出生証明書を作ってもらうために大使館(私はミラノ領事館)

とのアポをとって、

その日に行って、制作依頼をして、

またそれを受け取りに行って、

 

で、また謎なのが、この書類が正式な証明書ですっていう

証明をするために、ミラノ市長のハンコを貰わなきゃいけないから、

アポをとって、

行って、ハンコお願いして、

またそれを受け取りに行って、

(そしてそれは期限付きね。)

 

それが終わってから、住所登録のための市役所の予約をとって、

 

やっと、その日が来て、行ったの!!!!!!

全部必要書類持っって行ったの!

 

したら。。。。。

 

こちらの市役所では(ミラノには複数市役所がある)

住所登録の手続きはできません。

 

と。

 

ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬう

ぬあんだつうつつつつつつつつとおおおおおおおおおお!!!!

 

朝8時、キレすぎてぶっ倒れそうになる。

 

そしてここに電話をして予約を取れと指示され。

そこに速攻電話。

 

最速の予約で1ヶ月後ですね(ニコニコな声)

 

おっっっっっっそーーーーーーーいいい!!!

 

市長からはんこもらった書類の期限切れるやないかーーーーー!

 

ぬおおおおおおおおおおおおお!

 

となりましたが、ここは日本人の強い心を盾に、

何か、この書類について期限切れだのなんだの文句言われたら、

 

”ていうか、あなたたちとのアポが遅すぎて、この期限が切れただけで、

私はやることをやってまっていただけ、あんたたちの仕事が遅いだけじゃん!”

 

と絶対に言ってやる!と心に決めて、

もう一度、

戸籍謄本家族に撮ってもらって、(3日では動いてくれる)

送ってもらって(1、2か月は覚悟)

領事館にアポ取って、(遅くとも1週間後かな)

出生証明書出してもらって(多分1、2時間は潰れる)

受け取りに行って(2、3日後)

市長はんこの予約とって(これも2週間後ぐらい)

押してもらって、(半日使う)

また市役所に予約取る(1ヶ月後)

 

この流れをやるかぶおおおおおおおおけ!!!!

 

と思って、待ちました、1ヶ月。

私はその間に日本に帰りましたっw

 

で、日本から帰国後、市役所にいき、

滞りなく、(スタッフさんがいい人で)

進められて、登録を済み、

私が完全防備で行ったので書類もかんっぺき!

 

と、、、、最後に

あれ、、、

あのまじで大変だった出生証明書確認されてなくね??

 

と思って、無理やり、その親切なスタッフさん

 

見てみてみてみて!とっっっw

 

コレみて!使って!とゴリ押ししてw

 

そしたら、スタッフさんも!あ!そうそう!

これないといけないのよね!ありがとう!

って。

 

いやいや、忘れてたんかーーーーーいってw

 

(まあこんな感じでスタッフの見落としによる登録不可

や滞るということは日常茶飯事ですので、

その責任を日本みたいに絶対におってくれないのでw注意です。)

 

自分のことは自分が一番知っていないといけないわけです、

それが完全専門外だとしてもねw

 

で。とりあえず

 

(ここでランチを挟んだら、一体どこまで自分が書いたのかを

忘れるという失態w)

 

家に市役所職員さんが来ました、2週間後ぐらいだったかな。

で、私はそれを見越して、というか、2週間くらいで来るっしょ

と思いながら、IDカード登録のアポを事前に取っていたわけでw

←マネすると痛い目に遭います、今回はちょうど運が良かっただけw

 

そして、IDカードはかなり楽に取れると噂で有名なので、

よし!と気合を入れて意気揚々とまた朝8時に

市役所に行ったわけです。

 

し、た、ら、、、、

ストライキ!

シンジラレナイ。

市役所のストライキなんて

信じない!!!!

でも、ストライキだった、、、、。

チーーーーん。

受付の姉ちゃん。

”今日はストライキです。来週のまた同じ時間に来てください”

プッチーーーーん。

でも切れる相手がいないw

しょうがなく1週間待ち。

そしてまた朝8時に市役所へ。

むかついたから、7時ごろに行って、アポより

早く受付してやった!

で、こちらも問題なく、手続きが終了。

(受付の方の良い方率が高い私。)

そしてまた1週間後、

それが12月30日。。。。

つつつつつつつつつつつつ、

ついにIDカードが手元に届きました。

 

ぬうああああああああ!

まじで大仕事だったぜ!っっw

外国に住み皆様。

頑張りましょう。

日本ではなんてことない出来事に

大きな喜怒哀楽を揺さぶられまくりますが、

それも人生。

ありがとうございました。

あと小ネタ。

バーニャカウダって、イタリア料理なんだってw

bagnare + calda

 

濡らす、暖かい

 

みたいな意味かな。

あったかいソースにつけて食べるもんんえ!

 

知らんかった!ciao!

favo-jag-frihet*_aki_