様々な内見を経て、見つけた小さな城(私のアトリエです)への引っ越しは、、、
なんとー、タクシーで行いました!
「え?大丈夫なの?」
「友達いないの?」
「高くない?」
はい、その通りです。
まず、私が引っ越し方法にタクシーを選んだ理由は以下です。
- イタリアの引越し業者は謎に価格が高い(高すぎる)
- そこまで荷物がない
- 平日の昼間から友達に車出してと流石にお願いできない
- 元の家からそんなに距離がなかったので、安くないけど許容範囲
イタリアのお家はだいたい元から家具がついているところが多いので(賃貸)荷物があまりないのが現状です。家具とか冷蔵庫とか洗濯機とか大物がね。
なので引越し業者を使うほど荷物を持ってないんです。
特に、私のように他国から来た人たちはもともとスーツケース最大2個で自国から来ているので…
でもでもやっぱり1年半も住んでいると、荷物って増えるんですよね。。。
だから、大好きなお洋服さんたちを半分は寄付しました。
捨てるのはなんだか嫌で。
汚くないし、破れてないし、まだまだ着れるから…
ミラノのいたるところにドネーションボックスがあります。
黄色の大きなボックス。まだまだ着れるけどもう使わなくなったお洋服を寄付できます。
こんな感じで簡単に寄付できるのは本当にいいですよね。
私的にはこういう文化が大好きです。
寄付するのが簡単だからこそ、気軽に寄付できる、誰かにまた着てもらえる、ゴミも増えない。
いいことしかないじゃん!て。
そして、どうにか荷物を大きなスーツケース2個に収めまして、私の場合は革や道具、制作のための様々なアイテムがプラスされるので、それはまた別でまとめまして、、、、。
とまあまあまとまった荷物を眺めてみると…
え???思ったよりめっちゃあるじゃん・・・
めちゃ多いじゃん荷物(といってもタクシー1回で運べないっていう量です)
ということでタクシー2往復を覚悟しまして、いざ、引っ越し開始!
イタリアでは、Uberも使われてはいるのですが、まあまあ高いので、普通のタクシーが呼べる”free now”というアプリが便利でよく使われています。
普通のタクシーの料金でタクシーを呼ぶことができ、もちろん予約もできますし、行き先もアプリ内で指定できるので、うまく言葉が話せなくても心配いりません。
支払いもアプリでできますし、ちょっとした安いUber感覚ですw
私はこのfree nowを駆使し、バンの5人乗りタクシーを手配しました!
5スター付きの評判のいいドライバーのフィルターを掛けてw
検索…「3分後には到着します!」
早っ!!!!
急いで用意して、まずは第一弾の荷物を家の外まで運び出して、
タクシーを待機しました。
それにしても、重い…おもすぎるスーツケース。。。
ここでまずはほぼ心が折れましたが、イタリア人の素敵なスマイルと優しさに助けられます。
タクシーの爽やかな運転手さん、Bongiorno!!!!と。
私の心の中(あーよかった、陽気な感じの人だw)
快く荷物を全部タクシーに運び入れてくれて、タクシーのドアまで開いてくれてw(ありがとうございます)
そして新しいお家へ…車内では大家さんに連絡。
「今家を出たので20分位で荷物運び入れますー!」と。
そして、新居到着。
タクシーの運転手さんの神対応で、エントランスの下までちゃんと荷物を運んでくれました。
あー優しい。
そして、この運転手さんだったら、価格も適正だし、信じられる!
と思い、私は今日、あともう一回同じ場所からここまでタクシーを使いたい。だからあなたにお願いしたいと伝え(もちろん引っ越しとは伝えません)結局このドライバーさんに引っ越しをすべて託しました。
※タクシーの運転手さんによっては、明らかに引っ越しと見受けられる場合、乗車を断わるドライバーさんもいます。
そのへんは上手くやってくださいね。
「私、ただ荷物が多いからタクシー使ってるんです!」
っていう意気込みと雰囲気が大事です!
旧居から新居までの往復をすべてタクシーを使うわけにはいきませんので(そんな富豪のようなお金の使い方はしませんw)
新居からは、バスに乗り移動→旧居に戻りまた荷物を運び出し→タクシーを待つ
そして再び新居、、、、。
もうこの時点で、死んでるわけですよ。
心も身体も、だいぶダメージが来ておりましたw
疲れた+重い+イタリア語すぎる+新しい場所
ここで学んだことは…
肉体的にも精神的にも
イタリアで引っ越しを1人でそしてタクシーを使ってするのは無謀だった
ということ。
どんだけ大変なのかはわかりますので、ミラノで引っ越しをしようとしている日本人の方、いらっしゃいましたら、私が手伝いに行きます。笑
ご連絡くださいw
1人でやっちゃだめです!笑
人に頼りましょう!だってイタリア人の人は快く手伝ってくれるんですもん!
そう、私は、この1人引越し大作戦をいろいろなイタリア人に話したら
「なんで言ってくれなかったの?車出したのに!」
「1人?マジかよ~!車持ってる友達にきけたのにー!」
と温かいお言葉をいただき、そうだった、この国では、甘えたもんがちだった…
と再び気づきました。
日本にいたときのように気を使いまくって生きることはないんだ!と。
できないことはできない、できることはできるとイタリア人の皆さんはハッキリ言ってくれるもんで、頼むこちらも気軽にお願いできるんです。(もちろんお礼は必須!)
そして、再びバスに乗って旧居へ戻り、掃除を完了して、さようなら。
結局この日は旧居ー新居間を3往復しました。
おつかれ自分!!!!
ということでお引越しはこんな感じで無事終了しました。
いかがでしたでしょうか、私の引っ越しストーリー。
3話に渡ってお送りしましたが、まじで大変の一言です。
でもいい経験でしたw
これができれば何でもできる気になってきました。
私は強くなったぞ、と。